皆さんは、汚れた食器をいきなり洗剤で洗ったり、全食器を水につけて一度に洗ったりすることはないでしょうか?
そうしていたとしたら、とてももったいないです。
洗い方をちょっと工夫するだけで、水や洗剤を節約することができます。今回はそのお話です。
毎日繰り返す固定費を抑えることは、繰り返す分だけダイレクトに生活コストを下げることにつながります。
洗う前の、おおまかな汚れ落とし
常備している洗剤については前回ご紹介したとおりですが、洗い方についても節約のために一工夫しています。
汚れた容器をそのまま洗うと、いろいろ残念です。
- 汚れが多く残ったままだと、その分使う洗剤の量も多くなる
- 容器の汚れがスポンジ(私の場合はあみたわし)に付く
- 洗剤を多く使い、容器の汚れもそのまま下水に流すので水が汚れる
我が家では容器の汚れを大まかに取り除くために、少し汚れた程度のティッシュは捨てずに取っています。
- 鼻をかんだ後のティッシュ
- その他軽く使ったティッシュ
汚いようですが、ティッシュはすぐに乾燥するのでそんなに匂いません。
ティッシュを使って、容器の汚れをできるだけぬぐってからシンクで洗っています。
汚れが1/10になるまでぬぐっておくと、使う洗剤の量も1/10となります。
補足:我が家ではボックスティシュも置いてありますが、安いトイレットペーパーをティッシュ代わりによく使います。
実際の洗い方例
これが正解というわけではありませんが、ご参考になるかもしれませんので、具体的にどのように洗っているかを紹介しておきます。
汚れの軽い順から、次のように洗い分けています。
汚れ度★:速攻で水洗い
水で簡単に汚れが落ちそうな場合は、先程の軽く汚れたティッシュで汚れをぬぐいます。
- 味噌汁
- ジュースや牛乳を飲んだコップ
- マヨネーズサラダなど
ティッシュでぬぐったあとは、つけ置きせず、すぐにあみたわしと水だけで洗います。
牛乳やマヨネーズは乳化されているので、洗剤を付けなくても水だけで汚れが充分に落ちます。
一度に全食器をつけ置き洗いすると、細菌が増えて全体が汚れ、洗う手間が増えます。ライフハックでもよく言われるように、速攻でできることは早めにすませると後が楽です。
汚れ度★★:水に30分ほどつけてから水洗い
炊飯器の内釜やお茶碗は、30分ほど水につけて汚れを柔らかくします。その後、あみたわしで洗剤を付けずに水だけで洗います。
汚れ度★★★:速攻で洗剤洗い
カレー食器など汚れが多い場合は、ティシュで先に汚れを落としておきます。その後、洗剤の泡を付けたあみたわしで洗います。
汚れ度★★★★:洗剤につけてから洗剤洗い
油炒めで使用したフライパンやお皿なども、ティシュで先に汚れを落としておきます。その後、水で薄めた洗剤液に30分ほどつけておきます。油汚れが浮いてから、洗剤の泡を付けたあみたわしで洗います。つけ置き時間や洗剤の量は、汚れに応じて調整します。
あると便利、キッチンブラシ
写真のようなキッチン用ブラシが100円ショップに売っているので、これを備えておくと鍋などの汚れを大まかに落とすのに便利です。手が汚れにくく、ササッと汚れを落とせて片付け時間も短縮できます。おおまかに落としたあとは、洗剤の泡を付けたあみたわしで洗います。
食器洗い乾燥機について
ご家族が多いご家庭では、時短の観点から食器洗い乾燥機の導入も検討すべきでしょう。電気は使いますが水が少なくてすみ、トータルでは環境にもいいようです。おひとりさまは手洗いで十分です。
食器洗い乾燥機を使う場合も、ひどい汚れはティッシュで先にぬぐっていただけると、水の汚れが減ります。
ということでおすすめの洗剤と洗い方でした。
ご紹介した方法で洗うと、水や洗剤の節約となるだけでなく、洗剤を買い換える手間も減ります。また、下水を汚しにくいので環境もよくなります。ぜひ皆さんもやってみてください。
ではまた。
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