田舎フリーランス養成講座(略称:いなフリ)というWebなどの開発合宿に参加しているゲンサンです。
シェアハウスに分かれて住むのですが、そこでプロ写真家のヒロタ ケンジさんに出会いました。
私の趣味は写真なので、こんないいチャンスはないと思い、インタビューを申し込んでみたら、快くOKしていただけました。
プロ写真家の貴重なアドバイスをいただけたので、私のように写真が趣味の方は必見です!
ヒロタ ケンジさんインタビュー
インタビュー開始
今日はプロカメラマンのヒロタ ケンジさん(通称ケンケンさん)にインタビューさせていただけることになりました。
ケンケンさん、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
まずお聞きしたいのですが、車で各地を移動されて、ときどき金谷に戻ってこられると聞いたんですが、年にどれくらい金谷に滞在されているのでしょうか?
だいたい、半年ですかね。去年もそんな感じでした。
国内では、どこがよかったでしょうか?
北海道は昨年3ヵ月旅をしましたが、外国のような景色で驚きがありました。
どこまでも広がる草原と大いなる雲や、流線型を描く丘など、あまりに壮大で笑いが止まりませんでした。
海外撮影旅行について
海外は、いつ行かれたのでしょうか?
2013年12月から2年ほど旅をして、31ヵ国を巡りました。
2016年以降は、パスポート切れたりお金無くて行けていません(悲)
2年で31ヵ国とはすごいですね。
一番よかった国はどこですか?
一番を選ぶのは難しいですが、「また行きたいな」と思える国はミャンマーですね。
バスもボロボロで、食事も合わなくて、宿もきれいでなくて、でも人がメチャメチャ優しくて、歩いていると「日本人か?」「何か困った事は無いか?」と気軽に話しかけてくれるのです。
この親切心は、仏教に対する信仰心の強さの表れなのだなと感じました。
あの慎ましく優しい笑顔の人々にまた会いたい。
エチオピアは、一番アフリカを感じた刺激的な国でした。
南部の少数民族は電気もガスもない暮らしをしていて、独自の文化や風習を持っていました。彼らと同じ生活空間にいれただけで感動したのをおぼえています。
国によってずいぶん違うんですね。
金谷のおすすめ撮影スポット
金谷には2年前に初めて来られたそうですが、そのきっかけは何だったのでしょうか?
2年前に「50円出張撮影サービス」というのをやっていて、一番最初に依頼をくれたのが、金谷に住んでいる友人でした。
その撮影がきっかけで移住しました。
ケンケンさんにとって金谷の魅力とは何でしょうか?
都会から近いのに、海と山が身近にあるのが気に入っています。
自然の中でのんびりする事もできるし、コワーキングスペースまるもへ行けば、友人たちが仕事をしているので、集中して作業が出来るのは他に無い環境だと思います。
食べ物も美味しいです!
私も川崎から金谷に初めて来たのですが、フェリーですぐ来れました。
よろしければ、金谷でのおすすめの撮影スポットを教えていただきたいのですが。
鋸山はおすすめします。
石切場というのがあって、垂直に切り立った崖は、アンコールワットかマチュピチュか!というような遺跡の雰囲気を醸し出しています。
天気が良ければ夕日と富士山が同時に見える、海浜公園もおすすめです。
私も浜辺から富士山を見たときは感動しました。いいですよね。
いなフリに参加しようと調べていたら、ケンケンさんが撮影されたいなフリ参加者の素敵なプロフィール写真がよく出てきたのですが、今まで何人くらいの写真を撮ったのでしょうか?
いなフリ参加者だけで30〜40人くらいです。
そんなに多かったとは知りませんでした。すごいですね。
写真が上達する方法を聞いてみた
私はスナップ写真が苦手なんですが、初心者向けのコツがあったら教えていただきたいのですが。
まずは自分の理想を固めることでしょうか。
「こんな風に撮りたい」と思える写真があると思うので、
それに近づけるように、カメラを買ったり設定を研究して近づけて行けば良いと思います。
僕も写真家の「竹沢うるま」さんに憧れて、同じカメラを買ったりしました。
あと、カメラマンのアマチュアとプロの違いはどのようなところにあるのでしょうか?
技術的なところは、ほぼ無いと言っていいと思います。
お金が発生していれば「プロ」なんじゃないかと。
カメラマンは資格も無いので、自分で名乗ってしまえばプロですし。
プロとかアマチュアとか、どうでも良いかなと思います。
なるほど、ありがとうございます。
ケンケンさんは元々趣味で写真をされているということだったのですが、写真がうまくなるにはどうすればいいのでしょうか?
「うまい」という定義も人それぞれです。
いい音楽も映画も万人受けはしても、自分の好みでは無い事もありますよね。
だったら自分が心沸き立つ、好きな写真を撮り続ければ良いと思います。
あと写真だけでなく、旅へ出たり、好きな人と会ったり。好きなものを食べたり。そういう日々の営みや感動が、写真にも現れると感じています。
私はまだコンパクトカメラなのですが、一眼レフを購入しようか迷っている人にアドバイスをお願いします。
携帯とかコンデジでも十分に綺麗に撮れるので、それを使って十分であればそれで使い続けて良いと思います。
僕の場合も、6年くらいリコーGRを使う中で、もっと「ぼかしたい!」「ズームさせたい!」という欲求から、一眼レフ(canon EOS 5Dmark2)を購入しました。
表現の幅を拡張させたいと思った時が、一眼レフを買うタイミングでしょうか。
ありがとうございます。
あと、撮影後に画像を調整されていると思うんですが、初心者で、この辺りを変えるともっとよくなるという点があれば、教えていただきたいのですが。
人によって、明るい雰囲気だったり、渋い雰囲気だったりあるので、なんとも言えませんね。
僕自身、昔は暖色系が好きでしたが、いまは青みのある寒色系が好きですし。
好きな映画や写真、音楽を聞いて、いろんな感性を取り込めば良いかと!
なるほど、勉強になります。
今日はいろいろ教えていただいて、ありがとうございました。
ありがとうございました。
ヒロタ ケンジさんの写真管理方法
写真管理方法についてもお聞きしたので、まとめました。
次のように写真を管理されているそうです。
- 外付けハードディスクに「20100510_北海道」といったフォルダを作って写真を管理
- Amazon プライムフォトを使うと、無料・無制限でアップロードできるのでバックアップとして利用(日付のフォルダも保持される)
- Adobe LightRoomでハードディスク上の写真を調整(Amazon プライムからだと読み出しが遅くなる)
Amazon プライムフォトのメリット
- Amazon Prime会員なら容量無制限で利用可能
- 一眼レフで使われているRAW形式(無圧縮画像)のファイルが無料で保存可能
- Googleフォトだと容量制限があったり、超高画質写真は圧縮してJPEGにされたりするが、Amazonはされない。
ヒロタ ケンジさんの情報
ヒロタ ケンジさんの詳細についてはこちらをご参照ください。
- Blog:KENJI HIROTA PHOTOGRAPHY
- Twitter:@piroken1980
- Instagram:hirokenji_trip
ケンケンさんに出張カメラマンとして撮影を依頼することができます。今はダイエット中で自信がないのですが、私もいつかケンケンさんに撮影を依頼したいです。
ということで、プロ写真家ヒロタ ケンジさんに、写真が趣味のゲンサンがいろいろ聞いてみました。
撮り方のハウツー本を読んで勉強しても伸び悩んでいたのですが、さらに上に行くためには好きな写真を研究して、自分なりに試すのが上達の近道のようですね。
写真管理も迷っていたので、いろいろ聞けてとてもためになりました。
ではまた。