お風呂ガス代と水道代の50%節約方法

節約術

お風呂は気持ちいいですが、とてもガス代や水道代がかかります。

 

そんなお風呂を節約すると、生活費を長期間にわたって抑えられていいですね。

 

そこで、節約家ゲンサンが行っているケチケチすぎるお風呂節約術をご紹介します。

 

給湯器などの違いで、使えない場合もあるかもしれませんが、使えるところを参考にしていただければ幸いです。

 

わが家のお風呂とお風呂代

私は現在一人住まいで、お風呂はユニットバスです。

ユニットバス

 

お湯はガスで沸かし、追い炊き機能は付いていません。

ガス給湯器

 

スイッチを入れて温度を設定すると、蛇口をひねるだけでお湯が出ます。

ガス給湯器操作パネル

 

夏はほぼ毎日、冬は2、3日に1回ぐらいお風呂に入っています。

1ヵ月のガス代は平均して1,100円ちょっとです(キッチンは電気です)。

東京ガスの料金をグラフで見る方法 節約家ゲンサンのガス代公開!

 

水道代は1ヵ月約2,400円です。

節約できていると思うのですが、どうでしょうか?

 

湯船節約方法

目指せ猫鍋!? お湯の量を節約

冬は湯船に毎回お湯をはって、お風呂に入っています。

血行が良くなってリラックスもできていいですね。

夏はシャワーで済ますことも多いのですが、たまに湯船でお風呂に入ります。

湯船にお湯をはるときの節約法で一番大事なのは、お湯をはる量です。

 

そもそもおひとりさまといっても、子供の頃から1人ということはありません。

家族でお湯を使い回していると、湯船一杯までお湯をはっていることが多いでしょう。

 

長年の生活を変えることは難しいものです。

私も一人暮らしを始めた頃はそれまでの延長で何も考えず、湯船一杯までお湯をはっていました。

節約術を極めた現在では、お湯の量を極限まで減らしています。

 

テープで目印を付けたバスタブ写真

写真で下端の黄色テープが湯船の底、上端の黄色テープが湯船が満杯となるときにはるお湯の位置を表しています。

 

上の黄色テープまでお湯をはると、湯船につかったときに満杯となります。

この位置までお湯をはる人が多いと思いますが、私は赤色のテープまでしかお湯をはりません。

 

お湯の量は通常の約4割弱です。

お湯をはったバスタブ

湯船の構造や身長にもよりますが、この量でも肩までお湯につかることができます。

 

この状態でお風呂に入ると、身長162cmの私はこのようになります。

普通につかったときのバスタブ

 

これだと半身浴にもなりませんが、浴槽の角に頭を付けて対角線に寝そべり、腰をひねると次のように肩までお湯につかれます。

対角線斜めに寝そべってつかったときのバスタブ写真

片膝は出てしまいますが、肩や後頭部はお湯につかることができます。

ちょっと体勢が苦しいのですが、これだけでガス代や水道代を6割削減できます!

 

お見苦しい写真が続いたので、ここで猫カフェで撮った写真をアップ。

猫鍋写真

 

そうです。

まるで猫鍋の猫のように湯船につかるのが、お風呂のお湯を節約する秘訣だったのです。

 

猫にはかないませんが、なるべくこのように浴槽一杯に横たわります。

 

ガス代や水道代以外に、時短のメリットもあります。

5分くらいの間でお湯を張れるので、忘れてお湯があふれることがほぼありません。

また、使い終わってお湯を抜くのもあっという間です。

 

身長162cmの私でギリギリなので、背が高い人は肩までつかるのは難しいかもしれません。

 

あるいは湯船が狭かったりして難しい場合は、100円ショップで手おけが売っているので、それを使うといいでしょう。

100均手おけ

 

肩までつかれませんが、足や下半身の大事な部分はお湯につかれ、シャワーよりはリラックスできます。

私もお湯の量をさらに半分にしたいときは、お湯の量をさらに半分にして、手おけですますこともあります。

究極の半身浴です。

究極の半身浴

 

【注意点】
体勢がきついので、次のような状態の時は避けてください。

  • 体調が悪い
  • 酔っている

 

水を入れたペットボトルを浴槽に沈める節約術もあります。試してみたのですが、掃除も面倒で私には合わないのでやめました。併用するのもいいかもしれません。

 

入浴剤

入浴剤

入浴剤はお金がかかりますが、炭酸の効果で血行がよくなって、気分もリラックスできるのでよく使っています。

お湯をはる量が4割弱なので、使用する入浴剤の量も4割弱で済みます。

 

入浴剤は季節限定の新商品がよく出るので、ドンキホーテなどでシーズン終わり頃に半額以下になることが多く、いつもそれを狙って買っています。

 

写真の入浴剤は、夏の終わりにドンキホーテで200円で購入しました。

1錠あたりたったの10円。

 

このようなタブレットの入浴剤は硬くて分けにくいですが、キッチンバサミのこの部分を使うと簡単に砕けます。

砕いて使い、1錠10円で3回の温泉気分♪

キッチンばさみで砕いたタブレット形の入浴剤

 

なお、なるべく最後はかけ湯をせずに、入浴剤の入ったお湯から出たままで体をふいた方が入浴剤の効果が長続きして、お得です。

 

夏はハッカ油がおすすめ

夏には湯船にハッカ油を2、3滴たらすことも多いです。

スッキリしますし、お風呂から上がってからしばらく涼しく過ごせます。

ハッカ油の成分は、皮膚の神経が勘違いをおこして、実際に涼しく感じるそうです。

これで冷房費をグッと抑えられます。

ハッカ油は薬局やネットで入手できます。

1回数滴で済み、長持ちします。

 

シャワー節約方法

シャワーの方も節約できます。

シャワー代を節約するポイントは3つです。

  1. 節水シャワーヘッドに切り替える
  2. お湯が出る量を絞る
  3. シャワーの温度は39度

 

節水シャワーヘッドを使った節約術

節水シャワーヘッド概要

1つ目の節水シャワーヘッドから見ていきましょう。

節水できるシャワーヘッドに切り替えることがおすすめです。

普段繰り返している生活習慣を変えることは難しいものです。

最初から付いていたシャワーヘッドを、何も考えずに使い続ける人が多いのですが、それでは節約できません。

 

幸いなことに、現在ではAmazonなどで節水タイプのシャワーヘッドが1,000円〜2,000円前後で安く売られているので、簡単に入手できます。

私はこちらの商品を購入しました。

 

古いシャワーヘッドと節水シャワーヘッド

今まで使っていたシャワーヘッドが左側で、新しく購入した節水シャワーヘッドが右側です。

写真からわかるように、シャワーの穴が細かくて多いのが特徴的です。

数えてみたら、今までが62穴、新しいのが345穴でした。

その数約5.5倍!

 

節水シャワーヘッドの3段階モード切替

節水シャワーヘッド手元のスイッチ

節水シャワーヘッドの上の部分には3段階の切替スイッチが付いていて、次のようにシャワーの流れ方を切り替えられます。

 

1つ目のモードが、外側部分の穴を使った強めのシャワーです。

モード1:外側穴を使った強めのシャワー水流

外側だけの穴を使うので、シャワーの強さが一番強いです。

節約してお湯を出す量を絞っても、比較的強い状態でシャワーできます。
強すぎて、風が巻きおこります。

ただし、中央部分の穴はお湯が流れないので、中心はシャワーが当たらないのが少し残念です。

 

こちらが今までのシャワーヘッドからお湯を出した写真です。

古いシャワーヘッドの水流

写真でわかるように、節水シャワーヘッドと比べると水の勢いが弱いです。

 

新しいシャワーを使うと、今までは細かくシャワーヘッドを動かしてシャンプーの残りを洗い流していたのに気付きました。

穴の数が5.5倍と多くて、シャワーの範囲も広いので、シャワー時間がこれまでより短くなりました。

 

2つ目のモードが、中心と外側の穴を使った柔らかいシャワーです。

モード2:内と外の穴を使ったシャワー水流

肌へのあたりが弱めのシャワーとなります。
肌の負担が少なくて済むので、シャワーするときにお好みで使い分けるといいでしょう。

 

どちらを使うにしても、これまでより細くて滑らかな水流で快適です。

ご自宅のシャワーヘッドの穴を数えて、62穴前後と少ない方は、ぜひこの心地よさを試していただきたい!

 

3つ目のモードが、中心部分の穴を使った肩たたきのようなシャワーです。

中心部の穴を使ったシャワー水流

こちらは結構強めのシャワーとなり、肩に当てると気持ちいいです。
また、勢いが強いので風呂掃除の時にも向いています。

 

節水シャワーヘッドの手元ON/OFFスイッチ

シャワーヘッド手元に別のボタンが付いていて、内側から押し込むとシャワーが流れ、反対側から押すとシャワーが止まります。

節水シャワーヘッドの手元ON/OFFスイッチ

 

今まではお湯の蛇口をひねってシャワーを出したり止めたりしていたので、それが面倒でシャンプー中は流しっぱなしのことも多かったです。

 

新しいシャワーヘッドだと、手元で止めることができ、かなり節水できます。

 

新旧シャワーヘッドでどれだけ節水できるか実験

シャワーを流しっぱなしの状態でどれだけ節水できるか、実際に試してみました。

 

7リットルのバケツが一杯になるまで、今までのシャワーだと42.5秒かかっていました。

この値から計算すると、今までのシャワーヘッドは1分あたり9.90リットルのお湯が出ていたことになります。

 

節水シャワーヘッドだと、バケツが一杯になるまで50.2秒でした。

1分あたりに換算すると、8.37リットルのお湯で済んでいることになります。

 

シャワーヘッドを変えるだけで、これまでより1分あたり1.53リットルのお湯を節約でき、割合にすると15.5%の節水となります。

 

お湯の温度は同じなので、その分ガス代も節約になります。

シャワーの勢いはちょろちょろとした感じもなく、むしろ滑らかで快適です。

 

シャワーのお湯を絞る節約術

さて、15.5%の節約でもいいのですが、ちょっと物足りません(カタログ上では50%節水だったのでちょっと残念)。

 

しかし、お湯の出る量を絞るとここからさらに節約できます。

 

私の使っている給湯器では、お湯用蛇口を絞っても温度が変わらず、湯が出る量を少なくすることができました。

 

お湯の量を絞ると、7リットルのバケツが一杯になるまで60.4秒でした。

1分あたり6.84リットルのお湯ですんでいることになります。

 

これで元のシャワーヘッドからすると、1分あたり3.06リットルのお湯を節約でき、割合にすると30.9%も水道代とガス代を節約できることになります!

 

手元でお湯を簡単に止められるのと合わせると、シャワー代が4割から5割くらい節約できます!

 

今までのシャワーヘッドでお湯を絞るとちょろちょろとした弱い感じになるのですが、新しいシャワーヘッドだと穴が小さいせいかこれまでよりは強めに出て快適です。

 

給湯器によっては、お湯を絞れないかもしれません。
お湯を絞っても問題ないかは保証できません。
自己責任でお願いします。

 

私が使っている給湯器では、あまりお湯を絞りすぎるとガスの火が消えて水になります。

 

蛇口を絞る調整が難しくて、今まではシャンプー中にお湯を出しっぱなしにすることも多かったのですが、新しいシャワーヘッドだと蛇口でお湯を最初に絞り、その後は手元でお湯を簡単に開け閉めできます。

途中で水のシャワーとなることを気にせずにすみます。

 

シャワーの温度39度節約術

シャワーの温度は39度がおすすめです。

39度に設定した操作パネル

 

通常より低いかと思いますが、温度を下げることでガス代を節約できます。

 

節約の他にもメリットがあります。

私も昔は42度とかにしていたのですが、テレビで天皇陛下の散髪でシャンプーをされている方が出ていて、39度が肌に対するダメージも少なくていいと聞いてからは39度にしています。

 

今まではシャンプーしたばかりなのに、髪が乾いてすぐに頭がかゆくなることがありました。
39度に変えてからはかゆくなりにくくなりました。

 

節水シャワーヘッドの取り付け方と注意点

シャワーヘッドは手で回すだけで外れ、手で回して付け替えられます。

節水シャワーヘッド取り付け中の写真

 

ただし、ねじの規格はメーカーによって違っていて、規格が異なると取り付けられない場合があるので注意が必要です。

 

昔使っていた別の浄水器付きのシャワーヘッドには、次のようなアダプターが付属していました。

シャワーヘッド各種アダプター写真

 

今回購入したシャワーヘッドには、テープが付いていて、うまく合わない場合はそれで溝を埋められるようになっていました。

節水シャワーヘッド付属品一覧

 

我が家ではそのまま問題なく付けられたのですが、シャワーのメーカーによって違うので注意が必要です。

多くのメーカーで『G1/2』という規格で共通なのですが、一部メーカーで違うようです。

 

付属のマニュアルにはこのように説明されていました。

節水シャワーヘッドマニュアル一部

 

昔使っていたシャワーヘッドのマニュアルでは、アダプターについて次のように説明されていました。

旧シャワーヘッドマニュアル一部

 

我が家の給湯器はRinnai製ですが、シャワーヘッドのねじは『G1/2』という規格だったのでそのまま使えたようです。

アダプター付きの商品もあるので、不安な方は他を探すといいでしょう。

 

ということで、お風呂節約方法でした。

水道光熱費の節約はもちろんなのですが、CO2排出も半減できるので、ぜひ参考にしてみてください。

ではまた!

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