昔はS-VHSビデオカセットに、テレビ番組をよく録画していたゲンサンです。
最近はビデオデッキのような録画用の機械を買わなくても、テレビにハードディスクドライブ(略称 HDD)をつなぐだけで録画できます。
便利になったものですね。
いなフリという1ヵ月間の合宿に行くこともあって、その間の録画用にHDDを買い足してみました。
私が購入したのは、IO-DATA製の4TB HDD HDCZ-UTL4K/Eです。
約1万3000円で4TBと大容量のHDDを買い足して、351時間分の番組を新たに録画できるようになりました!
同じく4TBでテレビ録画用HDDとして人気の、バッファローのHD-AD4U3についても紹介しています。
SHARPのAQUOSテレビで録画していたら、録画数上限に達してピンチ!
これまでもテレビにHDDをつないで録画していたのですが、録画はするものの見る時間が減り、溜まる一方でした。
あふれては、長時間の番組をざっと見てから消します。
エラーメッセージには、『ハードディスクの容量が不足しています』と表示されていました。
なんとかやりくりして使っていたのですが、これまでとは違うメッセージが出て、それ以上録画できなくなってしまいました。
空き容量はまだ残っていたので、それが原因ではないようです。
『録画できる最大タイトル数を超えています』と表示されていました。
なんだこれ?
テレビ録画用HDDを買い足すことに
違う画面を見ると、録画番組数が999になっていました。これは怪しい。
テレビの操作説明書を読むと、『1台のUSBハードディスクには、最大999番組まで録画可能です』と書かれていました。
長時間の番組を削除してなんとか容量を空けてきましたが、次第に短い時間の番組数が増えていってオーバーしてしまいました。
将棋で言うところの、詰んだ状態です。
これ以上やりくりできなくなり、いなフリという1ヵ月間の合宿に行くこともあって、録画用にHDDを買い足すことにしました。
まずは調査。テレビ録画用HDD最新情報
私のテレビは2012年に発売された、SHARPのAQUOS LC-40V7という機種です。
操作説明書を読むと、16台までのHDDを登録できます。
操作説明書が手元に無くても、ネットで探せばよく出てきます。型番と『操作説明書』で検索してみましょう。
今回の場合だと、『LC-40V7 操作説明書』でGoogle検索すると出てきます。
テレビにハードディスクドライブ(通称 HDD)を接続して録画するのが初めての方は、操作説明書を見て、使っているテレビが録画に対応しているか確認してみてください。
最近のテレビは、ハードディスクドライブを買い足すだけで録画できる機種が増えています。
録画可能なテレビ例
- パナソニック ビエラ
- 日立 Wooo
- ソニー ブラビア
- 東芝 レグザ
- SHARP AQUOS
- 三菱 REAL
私のおすすめHDDはI-O DATAの製品
テレビ録画用のHDDといえば、国内ではI-O DATAとBUFFALO、ELECOMが有名です。
どれも東証一部上場の有名企業です。
ELECOMは少し安っぽい印象があって、避けています。
私が好きなのはI-O DATAです。
その理由は以前BUFFALOの無線でアクセスできるHDDで、うまくつながらなかったことが原因です。
ただ、それはたまたまだったかもしれません。私と逆にI-O DATAの製品で失敗して、BUFFALO派になっている人もいるかと思います。
国内の評判を見ると、どちらも良さそうなので、お好きな方でいいと思います。
この記事では、私がお気に入りのI-O DATA製の HDDで話を進めていきます。
あとでご紹介するバッファロー製のHDDも、接続方法や使い方はほぼ同じなので、参考にしてみてください。
テレビ録画用HDDで、抑えておきたいポイント3選
ポイント1:USB
テレビとはUSBという方式で接続します。
USBには次の2種類の速度があります。端子やケーブルなど、接続方法は同じです。
- USB 2.0
- USB 3.0
最近のHDDはどれも、速度の速いUSB 3.0に対応しています。
もしテレビが古い場合は、USB 3.0に対応しているか念のため確認しておいてください。
今回選んだIO-DATAのHDCZ-UTL4K/EというHDDは、テレビに合わせてUSB 2.0と3.0のどちらにも対応してくれるので、安心です。
ポイント2:HDD容量
大きい容量で、容量あたりの価格が安い製品がおすすめです。
2018年時点のHDD事情だと、4TBの製品が容量あたりの価格が一番安いです。
ただし、テレビが対応している最大の容量を超えてはいけません。
我が家のテレビだと、操作説明書では3TBまで対応しているようでした。
しかし、SHARPのサポートページで最新の動作確認状況を見ると、4TBのドライブも認識するようです。4TBのHDDは手頃な値段になっていたので、4TBのHDDを購入することにしました。
テレビの機種によっては、3TB以上に対応していないので、注意してください。
HDDドライブの価格は年々下がってきています。
私の場合は、2012年発売のテレビでしたが、ほぼ同じHDDの値段で1TB → 2TB → 3TB → 4TBと買い足しています。
ハードディスク容量はTBまたはGBで表されます。4TB ≒ 4000GBと覚えておくといいでしょう。厳密にはちょっと違いますが、誤差範囲です。
ポイント3:SeeQVault(シーキューボルト)対応
著作権保護の観点からHDDに録画した番組は、録画したテレビでしか見られませんでした。
テレビが壊れたり、買い換えたりすると、HDDが無事であっても録画した番組は見られなくなっていました。
まったく同じ機種のテレビを買ってもダメでした。
これを回避するために、パナソニック・東芝・ソニー・サムスンの4社がSeeQVaultというコンテンツ保護技術を新たに開発しました。
SeeQVault対応のテレビとHDDを使って録画していれば、新しくSeeQVault対応のテレビに買い換えても、録画した番組を再生することができます。
(注意:ただし、メーカーが変わると再生できない場合があります)
2013年頃からSeeQVault対応機器が増えているようです。
我が家のテレビの場合は非対応でした。
テレビが壊れたり、買い換えたりすることを考えれば、今後はSeeQVault対応のテレビとHDDで揃えていくのが望ましいです。
しかし、SeeQVault対応のHDDは高いので、テレビが対応していても、あえて非対応HDDを購入するケースも考えられます。
その場合は、テレビが壊れたり、買い換えたりしたら古い番組はもう見られません。見られなくてもいいと割り切っていれば、SeeQVault非対応でもOKです。
我が家の場合は、当面の間はテレビを買い換えないので、当面の間はSeeQVault非対応の安いHDDで我慢することにしました。
もし使っているテレビがSeeQVaultに対応していて、HDDも揃えたい場合はI-O DATAのAVHD-URSQ4がおすすめです。
SHARPの公式ページでUSB外付けハードディスクの動作を確認。安くて大容量のHDD HDCZ-UTL4K/Eを発見。
AQUOSテレビの場合、SHARPの公式ページで、正常に動作するUSB外付けハードディスクを確認できます。
操作説明書では3TBまで対応していましたが、最新の動作確認では4TBのHDDも対応していることがわかりました。
動作確認されたI-O DATA製HDDの価格をAmazonで調べると、いまいちでした。(2018年9月27日時点の税込み価格です)
- HDCA-UT4.0 販売終了 【旧モデル】
- HDEL-UT4.0 16,800円 【旧モデル】
- HDCL-UT4.0 18,888円
- HDCZ-UT4 16,500円
そんななか、Amazon’s choiceでI-O DATA製HDDのよさげな製品を見つけました。こちらが安くて4TBと大容量なので、私が一番おすすめするテレビ用HDDです。
- HDCZ-UTL4K/E 税込み12,800円
備考:2019年1月19日再調査時の価格です。もっと安くなることもあるので、Amazonを覗いてみてください。
Amazon’s choiceには安くて人気のあるいい製品が選ばれます。私もこれまで他の製品を実際買ってみてよかったので、安心感がありました。
ただし、SHARPの動作確認機種は「HDCZ-UT4」となっていたので、型番が微妙に違っていて、まだ安心できません。
本当にうまくいくかは自己責任ですのでご注意ください。
仕様上は問題なさそうで、私の場合は、もしダメでもパソコン用に使えると考えてこの製品をチョイスしました。
実際に使ってみた結果、無事動作しました!!!
HDDの価格は同じ容量でも結構幅があります。家電量販店に行くと、古いモデルだったり、かなり高めの値段で売られていることもあるので、ご注意ください!
例えば、ヨドバシカメラで平積みされているBUFFALO製の2TB HDDは税込み14,190円でした(調査日:2018年9月27日)。10%ポイント還元を考えるとほぼ同じ価格なのですが、2TBと容量が半分になっています。これを買ってしまっては損です。
I-O DATAの公式ページで対応確認
I-O DATAの公式ページにもテレビなどとの動作確認情報が掲載されています。
こちらからも念のためチェックしましたが、「HDCZ-UTL4K/E」は掲載されていませんでした。
I-O DATA HDD HDCZ-UTL4K/E レビュー
調査して選んだのはI-O DATAの外付ハードディスク HDCZ-UTL4K/Eという製品でした。
操作説明書はこちらです。
テレビ録画用HDDとしておすすめ
テレビで使う場合は、テレビの操作説明書に従って接続し、テレビを操作してHDDをフォーマットしてから使用します。
ファンレスで静かですし、実際使ってみてなんの問題もありませんでした。
サイズも小さく、横置きでも縦置きでも使えます。
MacやWindows外付けHDDとしてもおすすめ
テレビに使えるからといって値段が高いわけでもないので、MacやWindows用の安価で静かな外付けHDDとしてもおすすめです。
専門的な話になりますが、本製品は出荷時にWindowsのフォーマット形式であるNTFS方式でフォーマットされています。このままだと、Macではファイルを読むことはできますが、書き込むことができません。
しかし、I-O DATAが提供している「NTFS-3G for Mac I-O DATA」というMac用のアプリを使えば、Macから書き込みもできるようになります。USBケーブルをつなぎ替えるだけで、WindowsとMac両方で読み書きできるようになります。
Macだけで使う場合は、Mac専用の HFS+とうい形式でフォーマットし直して使ってもOKです。
バッファローのテレビ録画HDDは、HD-AD4U3がおすすめ
こちらはバッファロー(BUFFALO)製の、テレビ録画もできる4TBハードディスクです。
I/Oデータ製のHDCZ-UTL4Kと比較して、機能はほぼ同等です。
両者共に東証一部上場の日本企業なので、安心できます。
私はI/Oデータ派ですが、バッファロー派の人にはこちらがいいでしょう。
価格も似ていて、お互い安値を競い合っているので、買うタイミングによって差が付くときもあります。
こちらもファンレスで静かなので、テレビ録画用HDDとしておすすめ。
テレビ録画の動作確認機種も多様です。
- 東芝 レグザ>
- シャープ アクオス
- ソニー ブラビア
- 三菱電機 リアル
- パナソニック ビエラ
- 日立製 Wooo
- LG Electronics製液晶テレビ
- …
パソコンでも使えるほか、PS4、スカパー!、ひかりTV用のHDDとしても人気です。
詳細については、HD-AD4U3公式ページで確認してみてください。
テレビにHDCZ-UTL4K/Eを接続してみた
概要
AQUOSテレビの操作説明書は次のページから見られます。
操作説明書に従って、実際に接続してみました。
テレビには、これまで使っていた古いHDDがつながった状態です。
USB ハブというUSB接続を分岐する装置を使って複数台のHDDをつないでもいいのですが、古い番組はあまり見ないのでいったん古いHDDを外すことにしました。見たくなったら接続しなおすことにしました。
テレビから旧HDDを取り外し
テレビの操作説明書に従って、取り外しました。
録画した番組が見られなくなる恐れがあるので、必ず手順を踏んでください。
AQUOSテレビの操作説明書から、HDD取り外し手順を引用しました。他のテレビでも、操作説明書に従って、HDDを取り外してください。
新しいHDDの接続
HDCZ-UTL4K/E操作説明書からの引用です。
HDDを電源につないで、テレビとHDDを付属のUSBケーブルで接続するだけで済みます。
テレビ側のUSB接続先は、テレビの操作説明書で確認してください。
このあと、テレビの操作説明書にしたがって、HDDの初期化といった登録作業を行ってください(初回のみ)。
接続後の状態と感想
次の画面のように351時間分、新たに録画できるようになりました!
その後、約3ヵ月後の画面がこちらです。
録画数402番組、HDDの残りは199時間でした。
結局テレビを見る時間は減ったのですが、見ていない番組貯まってこのままでは続きません。今後テレビ依存をどのように減らしていくかは今後の課題です。
私には収集癖があるようで、いつかブログネタなどにでも使えそうと溜め込んでしまっててます。残念な性分です。
そんな私でも、HDDを買ったおかげで安心して、3ヵ月はテレビをほとんど見ないで過ごせました!
ということで、AQUOSテレビにI-O DATA製4TBのHDD HDCZ-UTL4K/Eを接続してみたレビューでした。
録画可能時間351時間、ちょっと昔の2時間VHSテープ175本分録画が、安いHDDをテレビにつなぐだけでできて大満足です!
ではまた!